ヤマダ電機が大塚家具の第三者割当増資を引き受け、子会社化することを発表した。投資額は43億7400万円で、議決権ベースで51.74%の株式を取得する。ヤマダ電機は住まい分野への事業展開を進めており、大塚家具との業務提携により協業を進めてきた。大塚家具は再建中であり、昨年12月には中国の家具大手の「居然之家」と業務提携している。M&Aアドバイザーとしては、ヤマダ電機が住宅関連事業の強化を図る上で、大塚家具の子会社化は戦略的な決断であると言える。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。